磐田東のMF瀧井空は2得点で勝利の立役者に(写真=多田哲平)

 それでも次第にハイプレスがハマっていく。FW10徳増倭(2年)、MF9瀧井空(2年)、MF11伊藤悠陽(1年)の3トップが献身的に相手最終ラインのパス回しをチェイシングし、DF6杉山充希(2年)、DF8杉山虎太郎(1年)、MF7笹田凌(2年)の3ボランチが積極的にインターセプトを狙った。

 すると31分、ビルドアップの乱れを逃さず相手ゴール前でボールを奪った瀧井が冷静にシュートを流し込んで同点とした。

 1-1で迎えた後半は一進一退。中盤での主導権を争いが続く。磐田東は精力的にハイプレスを続けていたものの、これをかわされてゴールに迫られる場面も見られた。

 57分に相手MF6髙橋直央(2年)に際どいヘディングを浴びると、59分に追加点を奪われる。右サイド(藤枝明誠の左サイド)から矢頭に巧みなステップでカットインを許し、鮮やかな右足シュートでゴールを撃ち抜かれた。

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▽令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)
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