清水桜が丘 vs 藤枝東

 さらに27分、フワリと上がったクロスボールを清水桜が丘GK17高田翔(1年)がキャッチミス。そのこぼれ球をFW9湯山大輔(1年)が詰め、藤枝東が逆転に成功。2-1と藤枝東のリードで前半を折り返す。

 後半に入ると、早々に選手交代のカードを切り仕掛けていく清水桜が丘。すると52分、FW11柴田光(2年)からのパスを受けたMF2岡谷龍斗(2年)がドリブルで右サイドを突破。カットインしながらシュートを放つと、藤枝東GK1藤崎蒼葉(2年)の懸命のセーブも及ばず、ボールはマウスへと吸い込まれ、試合を振り出しに戻す。

 その後は互いにチャンスを作りながらも得点を奪うことができず延長戦へ。しかし延長戦でもスコアは動かず、試合はPK戦へと突入する。

 PK戦では両チームとも3人目までがすべて成功するも藤枝東は4人目がミス。しかし藤枝東GK藤崎が清水桜が丘の4人目を止める展開に。5人目は両チームとも決めると、藤枝東の6人目を清水桜が丘GK高田がストップ。直後のPKをきっちり決めた清水桜が丘が前後半2-2からのPK戦を5-4で制し、準決勝へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)
令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)