磐田東 vs 静岡学園

 後半に入ると前線へのロングパスも効果的に使いながらゴールを奪いにかかる静岡学園。中盤以降は静岡学園が主導権を握り磐田東ゴール前に迫るも、磐田東はDF3松本功朔(1年)やDF4松下翔哉(2年)らを中心にディフェンス陣がハードワークしゴールを許さない。

 試合は1-1のまま延長に入ると、延長前半2分、静岡学園はゴール前でMF4福地瑠伊(2年)がシュート。しかし磐田東GK1岡村虹輝(2年)のファインセーブでゴールには至らず。磐田東は延長後半7分、ゴール右からFW瀧井がミドルシュートを放つも、ボールは枠を捉えられない。

 PK戦も視野に入ってきた延長後半9分、静岡学園は途中出場のMF15田嶋旦陽(2年)が右サイドからドリブルでボールを運ぶとファーサイドのMF志賀へパス。受けた志賀がボールをネットへと突き刺し、土壇場で勝ち越しに成功する。

 磐田東は最後まで諦めずにゴールを狙うも、試合は間もなくタイムアップ。静岡学園が終了間際に奪った1点を守り切り2-1で勝利。磐田東との熱戦を制し、決勝へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)
令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)