浜名 vs 清水桜が丘

 どちらもチャンスを作りながらスコアレスで前半を終えると、迎えた後半、選手交代のカードを切り仕掛けていく清水桜が丘。MF澤野や途中出場のDF19五十嵐洋斗(2年)らがサイドからの攻撃を軸に、再三浜名ゴールに迫る。

 しかし浜名はDF2白岩勇路(2年)やDF3細見和志(2年)らを中心に粘り強いディフェンスを見せると、66分、こぼれ球を拾った途中出場のFW10加藤千寛(2年)がシュート。これがネットを揺らし先制点を奪う。

 さらに浜名は79分、ゴール前でFW西岡がシュート。そのこぼれ球に反応したMF8藤田祥真(2年)がネットに突き刺しリードを2点に広げる。

 それでも試合を諦めない清水桜が丘。後半アディショナルタイムにFKのチャンスを作ると、MF12岸裟久馬(2年)のプレースキックに途中出場のDF4木村海惺(2年)がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み1点を返すものの、試合は直後にタイムアップの笛。リードを守り切った浜名が2-1で勝利し、決勝戦へと名乗りを上げた。

(文・写真=風間久志)

▽令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)
令和4年度静岡新人戦(新人選手権大会)