昌平 vs 正智深谷(写真=佐藤亮太)
ただ、昌平は試合巧者だった。前線の2トップにボールを入れる正智深谷のやり方を見切って、セカンドボールを徹底的に拾い、ピンチらしいピンチはほぼなくゲームを締めた。
結果は2-0で昌平が完封勝利し準決勝進出を決めた。
なんといっても11日の聖望学園戦同様に1得点・1アシストの活躍をしたFW鄭志錫の動きが際立っていた。
前線で起点を作り、味方に供給すれば、相手DFをパワーで押しのけながら、ゴールに関与。体格も含めたこの大物感。これが1年生というから驚く。
本人から「まだ全然です」と殊勝な言葉が出たが「最近、動けているんですよ」と証言するのがMF10前田大樹(2年)。聞けば、2人は3週間ほど前から、練習後、一緒にランニング系のメニューに励んでいるとのこと。FW鄭は「身体のキレが良くなった」と成果を実感している。
▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)