武蔵越生は4強入り(写真=佐藤亮太)

 「相手キッカーが集中したい時に(相手の)視界に自分が入ると、きっとうっとうしいと思うし、なんだこいつは!?って思うはず」とGK田中。

 この一連の田中ムーヴを最近、やり始めたそうだが、早速、効果が出ている。11日の1回戦・花咲徳栄戦でも試合中のPKを、このムーヴでセーブに成功。田中いわく「試合中のPKは全部止めている!」と手応え十分。

 これに井上精二監督も「あの変な構えですね……。普段からテンションが高い選手」と語っている。

 小学4年次、試しにGKをやった時、その楽しみに気づいたという田中然。決して上背はないが、大きく通るコーチングと果敢な飛び出しはチームの武器。単なるムードメーカーではないことはわかる。

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▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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