立教新座 vs 東京成徳大深谷(写真=河野正)

 主力になる可能性を秘めた好人材が、5人もけがで出場できない情勢の立教新座だが、CB粟屋大智(1年)や快足MF見山優(2年)、左SBと左サイドMFをこなした清水聖矢(2年)ら、各ポジションに有能な選手を揃え、タフな相手に1対1でも引けを取らなかった。

 立教新座の巧みな守備ラインでのカバーリングや切り替えの早さに手を焼いた東京成徳大深谷は、前半13分に鈴木嵐の縦パスを秋本がスルー。球を預かったMF福島雪翔(1年)が決定的なシュートを放ったが、相手GK伊藤光希(2年)のビッグセーブに遭い、絶好の先制機を阻まれていた。

 しかし願ってもない時間帯に先手を取るあたりが、粘り強さを信条とするチームらしい。MF藤村岳渡(1年)のロングボールが敵のゴール前でバウンドし、処理に向かったDFに先んじてボールに触れた平井が確実に先制点を流し込んだ。

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▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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