昌平 vs 武南

 追い付かれた昌平は52分、武南ゴール前でボールを奪うとMF三浦がネットに突き刺し、すかさず勝ち越しに成功する。

 武南もその後、懸命にゴールを狙うものの、DF4田尻優海(2年)らを中心とした昌平ディフェンス陣をなかなか崩し切ることができない。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、武南はCKのチャンスを作ると、MF髙橋秀太のプレースキックにMF7川上旺祐(2年)がダイレクトで合わせてネットを揺らし、土壇場で同点に追い付く。

 すると間もなく後半終了のホイッスルが吹かれ、試合は延長戦へ。しかし延長戦では両チームともスコアを動かすことはできず、PK戦へと突入する。

 そのPK戦で躍動したのが武南GK前島。前島はまず昌平の3人目をストップ。武南は4人全員がPKを成功すると、前島は止めれば勝利の昌平5人目をストップ。PK戦を4-3で制した武南が決勝進出を決めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)