ボールを握りながらも横パスばかりで、崩しの局面では消極的。そんな選手たちの姿勢を受けて早大本庄の篠田洋之監督は「相手を剥がそうとしてるか? もっと自分たちからアクションを起こせよ」と喝を入れる。

 そんな指揮官の声に発奮して積極的に仕掛けるようになった後半は、シュートシーンを何度も作り出すも、今度はフィニッシュの精度が乏しくゴールを割れない。

 左サイドを崩してMF6増田遥太(2年)のシュートにつなげた54分のシーンも、大胆なサイドチェンジからMF10小野倖陽(2年)のシュートを見舞った56分の場面も枠を捉えられない。61分には右サイドの増田のクロスから小野がヘディングで合わせるも、これもゴールの上へと逸れていった。次第にチームには焦りとフラストレーションが溜めていく。

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▽令和4年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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