佐賀東 vs 八千代

　後半に入ると強度を上げてくる佐賀東。41分はMF右近のCKから攻撃を仕掛けると、43分には左サイドでMF9宮川昇太(2年)から右近へとつなぎ、八千代ゴールへ襲いかかる。

　攻勢を強める佐賀東は45分、CKのチャンスを作ると途中出場のMF5江頭瀬南(1年)のプレースキックは直接ゴールに向かう。しかし八千代GK29徳田桂音(2年)がパンチングで好セーブ。八千代はGK徳田やDF2實川颯真(2年)、DF8吾妻蒼太(2年)らディフェンス陣が対人や球際での強さを見せ得点を許さない。

　しかし佐賀東は56分、CKを起点にゴール前で混戦を生むと、MF10江口恭介(2年)がシュート。ボールをネットへと突き刺さし試合を振り出しに戻す。

　その後は両チームとも得点を奪うことができず、試合はPK戦へと突入すると、八千代GK徳田が佐賀東の1人目と2人目を連続ストップ。八千代は2人目が失敗するも、3人目、4人目が成功。佐賀東4人目のキックがポストに嫌われ試合終了。1-1からのPK戦を3-1で制した八千代が決勝へと進出した。

(文・写真＝風間久志)