神村学園 vs 佐賀東(写真=松尾祐希)

 2分後にも名和田が追加点。以降も攻撃の手を緩めず、守備陣も集中力を切らさない。佐賀東の司令塔・MF江口恭平(2年)に対しても自由にボールを触らせず、付け入る隙を与えなかった。

 終わってみれば、5-1の完勝。名和田と平野を2列目に置き、最前線に西丸を配置する4-1-4-1の布陣も機能しており、攻撃陣の状態は良い。左サイドハーフの金城蓮央(1年)もスピードを武器に存在感を示しており、昨季から主軸を務める右SB有馬康汰(1年)、左SB吉永夢希(1年)も持ち前の攻撃力で相手の脅威になっている。

 12年ぶりの優勝まであと2勝。新たな歴史を作るべく、新生・神村学園が今季初タイトルに向かって走り続ける。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会
令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会