関東選抜AのFW古川真人はPKで同点ゴールを決めた(写真=多田哲平)

 22分に、多久島のハンドで与えたPKを相手FW11古川真人(国⼠舘⼤学)に決められて同点とされると、33分にはMF20小林里駆(順天堂⼤学)にペナルティエリア内に抜け出されて逆転ゴールを許してしまう。

 それでも日本高校選抜の選手たちは、ベンチから飛ぶ「相手の嫌がることをやり続けろ」という指示どおり、アグレッシブな姿勢を貫いた。

 前半終了間際の45+2分には安斎が鋭いドリブルシュートでゴールネットを揺らした。これは惜しくもオフサイドの判定でゴールには至らなかったが、これ以外にも迫力のある攻撃で脅威を与えるシーンは少なからず見られた。

 しかし48分に、DF19長澤シバタファリ(関東学院⼤学)の鋭いミドルシュートを浴びて3点目を献上。手痛い追加点を奪われ、リードを広げられた。

 その後、塩貝の飛び出しや小湊の推進力、安斎のドリブルで打開を図ったが追加点は生まれず、結局1-3で敗北。決定機を高い確率でゴールにつなげた関東選抜Aに対し、高校選抜は最後の局面で崩しきれなかった。

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