東海選抜のFW近藤慶一は矜持なフィジカルを披露。豪快ヘッドを決めた(写真=多田哲平)

 その後、前半はボールを回しながらもゴールに迫るシーンは多くは作れず試合を折り返した。

 それでも後半に入ると、相手の背後を突くシーンが増加。53分に長身の小林に代わって、俊足のFW20高足善(前橋育英)が投入されると、よりスピーディに相手ゴールに迫っていった。

 そして58分、左サイドを素早く打開すると、左SB山内のクロスに合わせて小池がヘディング弾を流し込む。ついに同点とした。

 しかし、このゴールで勢いを増すかと思われた矢先の60分に勝ち越しゴールを許してしまう。MF8井堀二昭(東海学園大学)が蹴った右CKからFW9近藤慶一(名古屋学院大学)の強烈なヘディング弾を浴びた。

 しかも68分には、相手の進入を阻止しようとしてファウルを取られたキャプテンの徳永が一発退場となる事態にも見舞われる。

 10人となってからは劣勢になりながらも大田のヘッドなどセットプレーから反撃を試みたが、結局追加点は奪えず。逆に終盤の87分にMF20武藤寛(中京大学)に3点目を決められて万事休す。1-3で敗れ、連敗を喫した。

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