モンテディオ山形ユース vs 矢板中央(写真=佐藤亮太)
後半、攻勢を強める山形ユース。カウンターから両サイド、そして中央へと猛然と進入した。
これ以上失点したくない矢板中央は耐えながらチャンスをうかがった。32分、矢板中央MF17吉田柊彩が決め、一矢報いた。
そのなか、山形ユースMF6菅原が終盤、2度惜しいシーンを作ったものの追加点ならず。
結果は前半、7分間で3得点を挙げた山形ユースが矢板中央に4-1で勝利をおさめ、大会を終えた。
きのうの帝京戦同様のゴールラッシュ。「自信を持ってできたことが増え、結果に出たことはチームの自信になっていく」と山形ユースの内山俊彦監督。
攻守の切り替えが速く、攻めるときに猛然と攻め、守るときは堅く守る。やるべきことをチーム全員が全うできた。
「(ゴールは)普段の練習通り」とMF10木下。1点目、2点目といずれもスペースに抜けだしてのサイドからの得点。日ごろからクロスからシュートを打つメニューを繰り返した結果。練習はやはりウソをつかない。
そのサイドで目に留まったのが3点目のほか、終始、執拗にドリブルを仕掛けたMF11渡辺。聞けば、根っからのドリブラー。しかも両サイドできるという器用ぶり。
50m走の測定はあまりしたことはないそうだが「メッチャ、速いっすよ、オレ」とMF渡辺は自画自賛。縦への速さだけでなく、クロスの精度の高さも大きな武器だ。
▽第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー
第32回イギョラ杯国際親善ユースサッカー