見事優勝を果たした三重(写真=多田哲平)

 そして、そのまま三重が4-0で勝利。勝ち点を13とし、直後に行われる大阪学院大高(大阪)と長崎日大(長崎)の試合を待たずして、栄えある王者の座を手にした。

 もっとも、今年の大分新人戦王者の柳ヶ浦も少なからず見せ場を作った。MF10橋本琉唯(新3年)のテクニックやFW9安里耀(新2年)の推進力、MF14八尋馳(新2年)の突破など多彩に三重ゴールに迫った。53分にはCKからDF5外園優心(新2年)が際どいシュートを放つなどセットプレーでも三重に脅威を与えていた。

 そんな柳ヶ浦など実力校を相手に5戦無敗。しかも通算16得点は最多で、5失点は2位の大阪学院大高と並び最少タイと、堂々たる戴冠劇だった。

(文・写真=多田哲平)

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