東京選抜MF杉山まはろは中盤で躍動

 東京選抜は、このチャンスをきっかけに静岡選抜を押し込む時間帯が続く。しかし前半はお互いに激しい球際の攻防を繰り返しながらも、0-0のスコアレスで試合を折り返した。

 後半開始早々には、東京選抜がCKの流れからDF4佐々木将英(FC東京U-15深川)がヘディングシュートのチャンスを作る。かたや押され気味の静岡選抜はペースを取り戻そうとプレスの位置を高くして、積極的にボールを奪いにいく。

 そして後半9分、静岡選抜はMF18高澤海志(ジュビロ磐田U-15)のミドルシュートで東京選抜のゴールを襲う。これは惜しくもGKに弾かれたが得点の可能性を感じさせる場面だった。

 先制点が生まれたのは後半16分。静岡選抜はペナルティエリア左角からMF石塚が豪快に左足を振り抜きネットを揺らした。

 それでも東京選抜も負けじと後半26分、途中出場のMF15倉持譲太郎(横浜FCジュニアユース)が右CKを内巻のカーブをかけて直接決め込み、同点に持ち込む。

 そして試合は思わぬ幕切れを迎える。アディショナルタイムの後半35+3分、東京選抜はMF倉持の劇的な勝ち越しゴールで逆転に成功。試合は間もなくして終了し、東京選抜が見事に勝利を収めた。