前半は見事な戦いを演じ、先制にも成功した槻の木イレブン(写真=会田健司)

 先制点を手にした槻の木はその後も落ち着いて試合を進め、リードしたまま前半を終える。しかし、ハーフタイムが明けると形勢が一変。関大北陽は後半頭からキャプテンのMF6田中悠矢(3年)を投入。田中が入ったことで本来のリズムを取り戻したチームが槻の木ゴールに次々と襲い掛かる。

 すると46分、左サイドでパスを受けた田中が自慢の俊足で縦に突破すると左足で強烈なシュートを放つ。槻の木DF陣も必死にカバーに入り弾いたものの、あと一歩間に合わずボールはゴールに吸い込まれた。

 ここからは関大北陽のゴールラッシュ。56分に右サイドDF2矢田徹志(3年)のクロスをFW9日谷陵真(3年)が頭で合わせ逆転に成功すると、67分には田中の蹴ったCKに飛び込んだMF7立花蓮(3年)がヘディングシュートを突き刺し3点目。試合終了間際には田中のカットインシュートをGKが弾いたところをMF16古谷心和(1年)が詰めてダメ押しの4点目。

 このまま試合は終了し、関大北陽が4-1で勝利した。5月28日に行われる中央トーナメント2回戦に進出した関大北陽は、プリンス関西1部の阪南大高と対戦する。

 (文・写真=会田健司)

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