MF10清水力将が決勝ゴール(写真=会田健司)

 アサンプションは創部6年目で初めて辿り着いたベスト8。昨年就任した上野山信行監督の元「サッカーをやらされている感じではなく、楽しくやれている」と緊張感もありながら、このインターハイ予選も楽しんで伸び伸びプレーしている清水は「次も自分が決めてベスト4に進んで、決勝まで行きたい。目標は全国なのでそこまで勝ち続けたいです」と意気込みを語った。

 一方、惜しくも敗れた桜宮の東塚雅伴監督は「相手が良かったですね。よく走っていたし、(アサンプションの運動量が)後半はもう少し落ちるかと思っていたんですが、走り勝てなかったです。前半の早い時間の失点が痛かった。あの時間はうちが前から行って(点を)取りに行っていたので。(アサンプションは)一人一人が上手で、後ろも特にCBの5番(宮崎修斗/2年)が強かったです」と試合を振り返り、相手のプレーを賞賛した。

 それでも「1.2年生が多く、力もそんなにない中で良くここまで伸びてくれたと思います。このチームは新チームになってから負け続けていて、ほとんど全敗でした。今大会では先輩たちと同じベスト16を目標にしていた中で3回戦4回戦を超えてくれました」と中々勝てない中でインターハイ予選を迎え、成長しながらここまで勝ち進んできた選手たちに感謝した。

 中央トーナメント準々決勝に進出したアサンプションはプリンス関西2部の金光大阪と6月4日に対戦する事が決まった。

 (文・写真=会田健司)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選