試合前に挑む金光大阪メンバー(写真=会田健司)
2点ビハインドで後半を迎えた履正社も反撃開始。41分、左からのクロスにMF8安羅夕雅(3年)がゴール前に飛び込みヘディングシュートを叩き込む。
1点差に詰め寄られ、暗雲が立ち込めた金光大阪。これまでの攻めの姿勢から徐々に受け身になってしまい履正社に押し込まれる。しかし、この状況を打開したのが後半から出場のFW12上田大翔(3年)。67分、左サイドでボールを奪った上田大はドリブルで加速し一人でボックス内に侵入。最終ラインにも勝負を挑んだ上田大はシュートを一度は防がれながらも、GKが弾いたところを自ら押し込み3点目。ジョーカーとして期待され投入された男が大仕事をやってのけた。
このゴールで金光大阪が再びリードを2点に広げると、試合はそのまま終了。3-1で前回王者を下した金光大阪が決勝に進出し、見事に8大会ぶり8回目の全国出場を決めた。
(文・写真=会田健司)
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選