FW米谷壮史は圧巻のハットトリック(写真=多田哲平)
50分には右サイドからペナルティエリアに入り込んだMF14杉本英誉(3年)からのパスに合わせてFW11米谷壮史(3年)が滑り込みながら右足で決めて3点目を奪取。
57分には混戦から流れたボールを拾った米谷がゴール右に流し込み、82分にはペナルティエリア内左でパスを受けた米谷がまたもゴール。
米谷のハットトリックなどで5-0と突き放した青森山田は、そのまま柏U-18にはほとんど反撃の機会を与えることなく勝ち切った。
正木監督は「『今年の山田はどうなんだろう』という全国の目もありましたので、ここで良いインパクトを与えられるように準備をしてきた」と試合後に話したが、まさに特大のインパクトを残してシーズンのスタートを切ってみせた。
一方で柏U-18は最前線のFW19吉原楓人(2年)をターゲットにしたり、機動力のあるFW15戸田晶斗(2年)を起点としたりして攻撃を組み立てようと試みたが、青森山田の固い守備を破ることはできず、セットプレーの失点で流れを明け渡していった。
酒井直樹監督は「サニックスの時もセットプレーが強烈な印象はあったけど、やはりプレミアリーグになると、闘争本能というか仕留める雰囲気が違った」と振り返る。「0-5という現実に選手たちも精神的にきていると思う。そこのリカバリーも含めて来週につなげていきたい」とメンタル面の切り替えを強調した。
(文・写真=多田哲平)
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