昌平のFW小田晄平はヘディングで先制弾(写真=多田哲平)
しかし一方の柏U-18も、青森山田(青森)に0-5の大敗を喫した前節の鬱憤を晴らすためにも初勝利を目指していく。強度の高いプレスで応戦し、ボールを奪えば小気味良いパスワークで攻め手を探った。
すると43分、相手ディフェンスラインの裏に抜け出してMF7青木空斗(3年)のパスを引き出したFW11大木海世(3年)が冷静にゴールを決めて、柏U-18が同点とする。
その後は昌平が土谷のパスを起点とした攻撃で押し込みながらも、柏U-18はGK1ハーパータイガオリバー(3年)を中心に粘り強く守る。逆に今度は柏U-18がFW大木と、途中出場のFW19吉原颯人(2年)のスピードを活かして素早いカウンターを仕掛ければ、昌平がDF5石川穂高(3年)とDF4佐怒賀大門(3年)のCBコンビを中心に激しくボールを奪った。
前半終了間際の45分には昌平が右CKから小田の際どいシュートにつなげ、試合終盤の88分には柏U-18が、大木のクロスからFW28澤井烈士(2年)の右ポスト直撃のシュートを浴びせるなど、互いに決定機を作っていたが、結局追加点は生まれず1-1のドロー決着。どちらも初勝利はお預けになった。もっとも激しいマッチアップが各地で繰り広げられる見応えのあるゲームだった。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2023 EAST
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