同点ゴールを喜ぶ昌平の選手たち(写真=松尾祐希)
そうした状況下で立ち上がりからアグレッシブに仕掛け、得意の連動した攻撃で主導権を握る。5分に1トップのFW小田晄平(3年)が起点を作り、MF西嶋大翔(3年)が左足でシュートを放つ。直後の7分にはMF土谷飛雅(3年)の右CKから決定機を得る。最後は田尻優海(3年)が左足で豪快に蹴り込んで先手を取った。
以降は相手に押し返され、中盤での潰し合いとなる。それでもキャプテンのCB石川穂高(3年)を軸に粘り強く対応。ボールを奪った後に手数を掛けずに攻め切る場面もあり、苦しみながらも昌平らしい攻撃で追加点を狙った。しかし、前半終了間際の45分にFW佐藤耕太(3年)にネットを揺らされてしまう。
ハーフタイム直前に同点に追い付かれたが、昌平は強度の高いプレーで後半も怯まずに前に出る。前半は3人がかりのマークに押さえ込まれた左サイドハーフのMF長準喜(3年)にボールが入り、そこからゴールに迫るシーンが増加。56分に長準喜の実弟・MF長璃喜(1年)を投入。左サイドに配置し、長準喜をトップ下に置く形で勝ち越しを目指した。
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