市立船橋のFW郡司璃来は力強いドリブルを披露(写真=多田哲平)

 市立船橋はこれに苦戦し、28分に先制点を与えてしまう。左CKから白須が折り返したボールをDF6埜口怜乃(2年)にヘッドで押し込まれた。

 その後も自陣深くに引かされる時間が長かったが、それでもボールを奪えばFW10郡司璃来(3年)が力強く持ち運び、相手ゴールに襲いかかった。

 すると32分、カウンターから右サイドMF11佐々木裕涼(3年)のクロスを郡司が絶妙なファーストタッチから見事なシュートを流し込んで同点とする。

 さらに、その5分後の37分、左サイドを持ち上がった郡司の落としを受けたMF7太田隼剛(3年)のクロスを相手GKがファンブルすると、これを逃さず佐々木が突き刺した。市立船橋は逆転に成功する。

 我慢しながらリードで迎えた後半も、市立船橋は横浜ユースのテンポの早いサイドアタックからピンチを迎えた。

 そして51分、右サイド(横浜ユースの左サイド)から白須にクロスを許すと、これがDF2佐藤凛音(3年)の手に当たり不運にもPKを献上。このPKを白須に決められて2-2の同点に。

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