後半、中盤の主導権争いが続くなか、時間の経過とともに押し込む柏に対し、耐えながらカウンターで活路を見出だす昌平の構図に。
攻勢に出るものの決めきれない柏。一方、昌平は後半43分、カウンターからMF長がGKと1対1の決定機を作ったものの、追加点とならず、試合は1‐1の引き分けとなり、勝点1ずつを分け合った。
「(クロスからのゴールは)毎日、練習でやってきたこと。練習通りだった」と話した先制点を挙げた柏FW9近野は「空中戦なら負けないので自信を持って飛び込んだ。柏の9番はエースなので点を取って、チームを引っ張りたい」と胸を張った。
1-1の痛み分けとなったこの試合。豊富な運動量からなる即時奪還、執拗なプレス、素早い攻守の切り替え、昌平の代名詞であるこの3つだが、それと同等、いや、それ以上にきょうの柏は表現していた。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2023 EAST
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