FW9角掛丈のフリックからFW10中川育が決勝ゴール(写真=会田健司)

 この中川のゴールが決勝点となり、広島ユースが1-0で勝利。敵地で今季初勝利を飾った。

 ゲーム後、広島ユースの野田知監督は「チャンスを作りながらも得点できない中で、選手は我慢しながら良くやってくれた」と振り返り、「前節敗れているので、ひとつ勝つと少し楽になるというか、一歩前に進めたのかなと思います」と初勝利に安堵した。

 一方、2連敗となってしまった履正社の平野監督。「後半上手く修正出来たんですが、失点がいただけなかった」と後半巻き返したものの、カウンターから被弾してしまった失点シーンを悔やみ、「フィニッシュにいけていないし、まだまだ判断が遅いところがある」と攻撃面の課題も口にした。

 そして「勝負なので勝った負けたはあるので、この負けから学んでほしい。負けたからこそ胸に刻まれることもあるので、それを教訓にしないと。まだ挽回できるチャンスはあるし、それがリーグ戦の良さ。ここで頭をぶつけたことが良かったと思えるようにしたい」と、選手たちの成長のためにも、この敗戦がキッカケになって欲しいと話した。

 (文・写真=会田健司)

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