浦和レッドダイヤモンズユース vs ヴァンフォーレ甲府U-18(写真=佐藤亮太)

 後半は打って変わって、互いに攻勢をしかける時間が増える。後半11分、浦和ユースFW11清水星竜がシュートを放てば、そこから甲府U-18はFW9髙橋利帆がカウンターからチャンスを作った。

 30分以降にも甲府U-18に二度のチャンス。32分にシュートのはね返りにMF17保坂知希が、41分にもMF6新堀翼がGK強襲のミドルシュートを放った。

 そして終了間際の44分、浦和ユースFW清水のシュートがネットを揺らしたが、オフサイドの判定。直後、甲府U-18のMF8中村瑠志がミドルシュートと畳みかけるもゴールならず。試合はスコアレスドロー。勝点1ずつを分け合った。

 気温31度。南南西6メートルの風。特に暑さとなれば消耗戦にならざるを得ず、スコアレスドローは仕方のない結果かもしれない。

 だからこそ様々なものが見えてくる。

 「前半、意図的なプレーが少なかった」と浦和ユース・萩村滋則監督。

 「暑さもあってか、(選手が)イラつくくらい走らなかった。もしかしたら選手のなかで、前半は0-0でいいのではという気持ちがあったかもしれない」ともどかしさをのぞかせた。

 確かに振り返れば、6:4で甲府U-18が主導権を握っていた。

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