近大附 vs ガンバ大阪ユース(写真=会田健司)

 すると後半は一転してG大阪ユースのペース。MF10宮川大輝(3年)が中盤中央でマークを引き付けては剥がし、ギャップを作ると、FW24安藤陸登(2年)が積極的にスペースで縦パスを引き出しリズムを作る。53分にはボックスギリギリ外右斜め45度の位置でFKを得ると、MF4和泉圭保(3年)が左足で直接狙いポストを叩く。そして試合が終盤に差し掛かったところでG大阪ユースが遂に均衡を破る。

 80分、縦パスをボックス右で受けたMF19森田将光(2年)が倒れ込みながら右足を振ると、このシュートがゴール左に決まる。ベンチメンバーも飛び出し歓喜に沸いたG大阪ユースの勢いはさらに加速。88分、中央右を崩しGKを外す横パスが出ると、ここに走り込んだのは途中出場のMF37中島悠吾(1年)。中島がこれをゴールに流し込み再び歓喜。

 このままG大阪ユースが逃げ切り、2-0で勝利した。

 (文・写真=会田健司)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部
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