浦和学院は昨秋の第101回全国高校選手権埼玉予選で、19年ぶりの準決勝に駆け上がったレギュラーが3人健在。主将の川畑宇輝(3年)が右SBに入り、MF平瀨優真(2年)がアンカーを担当し、MF坂間真翔(3年)は右ボランチで何度も好パスを散らした。
立ち上がりからボールを支配し、主導権を握って攻勢に出た。ただ、川越がセンターラインをがっちり固めていたのに、そこを割って入ろうとする意識とプレーが多かったため、思ったような展開に持ち込めなかった。就任5年目の村松浩監督はこう戒める。
「相手が(さあ来いと)構え、守りに人数を割いているのに中盤を経由して(マークを)はがそうとしていた。あれでもそうそう、うまくいくものではありませんよね」。
前半の絶好の得点機は2度。1本目が、19分にMF佐藤大心(2年)が左から持ち込んで打った強シュート。2本目が決勝点となる先制ゴールだ。29分、左SB秋澤聖(2年)の絶品クロスをファーポストに走り込んだMF小川雄大(3年)が、鮮やかにヘッドで合わせた。
▽令和5年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和5年関東高校サッカー大会埼玉予選