八戸学院野辺地西が常に先手を取った。0-0で迎えた後半12分、MF芋田脩南(2年)の縦パスを受けたFW成田涼雅(2年)が左足でゴール左隅に蹴り込んで先制。しかし浦和ユースもすぐに追い付く。3分後、左サイドバック須田悠斗(2年)のシュートをGKが弾き、そのこぼれ球をFW山根且稔(1年)が押し込んですかさず同点にした。

 シンプルにパスをつなぎ、大きな展開からチャンスを築いた八戸学院野辺地西は、左MF関下湧斗(3年)が好パスと鋭い突破から2トップを生かした。FW千葉龍磨(3年)は身長163センチと小柄ながら動きだしが素早く、惜しいシュートを何本も放った。17分だ、DF池田汐凪(3年)のスルーパスに反応した成田が、このボールを確実に仕留めて勝ち越しゴール。ところが浦和ユースも1分後、MF平塚晴空(1年)のスルーパスを預かったFW小鷹凛太朗(1年)が蹴り込んで再度追い付き、2-2で試合終了となった。

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▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル