埼玉県S2リーグに臨むメンバーを主体にした浦和南は、一泊二日の日程で4試合戦った宮城県でのフェスティバルから前日帰ったばかりだった。

 序盤はスムーズにパスがつながらず、テンポよく敵陣に攻め込めなかった。小林大悟、掛谷羽空(ともに2年)の2トップに生きたボールを供給できなかったため、なかなか得点チャンスをつかめなかった。

 3度目の出場となる日大明誠は、熊尾瑛吾(3年)と小島久輝(2年)の両ボランチが的確にボールを散らし、サイドからスピード豊かな攻めを展開した。

 0-0で折り返した後半8分、日大明誠は右FKから熊尾が蹴り込んで先手を取り、その後もFW山田将聖(3年)が鋭いシュートを放つなどして攻勢に出た。

 長いボールを使って応戦する浦和南は何度か好機を逃していたが、18分に掛谷が同点ゴール。一気に勝ち越しを狙ったが、相手の粘り強い守備に遭って得点機を作れず、1-1のまま終了した。

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▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル