韮崎は準優勝ながらも奮闘を見せた(写真=古部亮)

 聖和学園の中山渉吾コーチは優勝について「こればかりは運を引き寄せられたとしか言いようがない」としながらも「彼らに運が巡ってきたことを称えたい」と選手の奮闘を称えた。

 また「球際とトランジションというテーマに対して取り組めたことが、チームの和を生み出すきっかけになった。そして、それが成果として出たのは収穫。あとはハイプレスとショートアタックをひとつのスタイルとして追求していくなかで、得点シーンが多く生み出せて、戦術行動の課題が見えた。たくさんの素晴らしいチームと交流させていただけてたくさんの学びが得られた」と大会を振り返った

 一方で韮崎も敗れたとはいえ粘り強さを垣間見せた。MF7戸澤想人(新3年)は運動量豊富に中盤を動き回り、DF4清水蒼士(新3年)は押し込まれる展開でも守備陣を統率。FW10米倉幸也(新3年)は際どいミドルシュートを放つなどアグレッシブな姿勢を貫いた。

(文=多田哲平、写真=古部亮)

▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル