その後両チームはチャンスを作るも決め切れず、決着はPK戦に委ねられた。PK戦は、7人目のPKを韮崎GK丸山蒼史が止めて韮崎が決勝進出を決めた。

 試合後、決勝進出を決めた韮崎の小泉圭ニ監督は「相手はスキルも高く強い相手でしたがいつも通り粘り強く怖がらずに連動した守備からを意識し、その形から1点取れたのでよかったです」と振り返り、「聖和さんは、テクニカルなチームですが、まずは守備から、全員で一体感を持って戦って行きたいと思います」と決勝に向けての意気込みを口にした。今大会で42回目を数える歴史ある浦和カップに初期の頃から出場している韮崎の過去最高の戦績は第3回(昭和57年度)と第8回(昭和62年度)大会の3位。同大会での決勝進出は同校史上初だ。

 同日13時開始の決勝戦で韮崎は聖和学園(宮城)と対戦。一方、敗れた浦和レッドダイヤモンズユースは同日12時開始の3位決定戦で、浦和西(埼玉)と相まみえる。

 (文・写真=古部亮)

▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル