27分のFW9小嵐理翔(3年)のシュートは相手GK1坂岸良太郎(3年)にストップされるなど、東海大高輪台の堅守に苦しんだが、先制点を奪ったのは前半終了間際の40+1分。左サイドを松田が切れ味鋭く打開すると、クロスのこぼれ球に詰めたMF16鈴木陸生(3年)が押し込みゴールネットを揺らした。

 その後、実践学園は東海大高輪台の攻撃をはね返していく。守備の中心となったのがDF2山城翔也(3年)とDF10鈴木嘉人(3年)のCBコンビ。相手のクロスを冷静にはね返していった。

 ところが積極的に選手を交代しながら攻撃を加速していく東海大高輪台に、69分に同点とされる。右サイド(東海大高輪台の左サイド)からクロスを許すと、ファーサイドでDF5吉澤優冴(3年)に折り返され、最後はDF4生駒匡悟(3年)のヘディング弾を浴びて同点とされた。

 その後は何度も決定機を作るも東海大高輪台の堅守に阻まれ勝ち越しゴールは奪えない。延長戦に入っても関根のドリブルなどで打開を試みるが、結局1-1のまま100分が経過。PK戦にもつれ込んだ。

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▽令和5年度関東高校サッカー大会東京予選
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