米子北が東福岡に5発快勝 プレミアWEST勢対決は思わぬ大差に

歓喜の前橋育英イレブン(写真=古部亮)

 7月30日、北海道・旭川市で令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦が行われ、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST勢の2校、米子北(鳥取)と東福岡(福岡)が対戦。強豪同士がぶつかった注目カードは思わぬ大差がついた。

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 立ち上がりから攻め込んだのは米子北。4分、GK1尾崎巧望(3年)のロングボールから、左サイドを突破し、早いクロスを中央でFW9鈴木颯斗(2年)が頭で合わせ、いきなり先制に成功。米子北は13分には再び鈴木が裏へ抜け出し、スルーパスを受け右足でシュートするも、これは東福岡の身長195cmの守護神GK1笈西櫂大(3年)に阻まれる。

米子北vs東福岡(写真=古部亮)

 立ち上がりから押し込まれる展開の多かった東福岡だったが、21分にFW9阿部来紀(3年)がGKと1対1の場面を作るも、シュートはゴール上へ外れてしまう。前半終了間際に米子北は東福岡のCKからカウンター攻撃を仕掛け最後はFW10森田尚人(3年)がGKに倒されPKを獲得。これを自らが蹴り込んで、2-0で前半を折り返す。

 後半に入っても攻撃の手を緩めない米子北は40分、中央の混戦から森田がこの日2点目となるゴールを決めて3-0。さらに6分後には左CKがポストに当たり、その跳ね返りをDF4石倉亜連(2年)が押し込み4点目。53分にはMF19田村郁颯(3年)がカットインから左足で強烈なミドルシュートを突き刺して5-0とする。一矢を報いたい東福岡は、DF5保科鉄(3年)がゴールネットを揺らし1点を返すも、ここで試合終了。5-1の大勝で米子北が3回戦に駒を進めた。

(文・写真=古部亮)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)