尚志イレブン(写真=会田健司)

 後半途中から投入された渡邉は試合後「(ボールを)握られた中でもやられる気はしていなかったので、全然自信を持って闘いました」と、試合を締める大事な仕事をやってのけたことに胸を張った。

 チームを率いる仲村浩二監督は「めちゃくちゃ嬉しかったです。9時半の試合だったのが、変更、変更、変更で18時になり難しかったですが、とにかくここだけは乗り越えないといけない前半戦の山場だと認識していたので、PKでもなんでも勝って次のステージに行くことが大事でした」と決勝まで見据えた6試合で前半戦の大一番となる試合を乗り越えられた事を喜んだ。

 1.2回戦では破壊力抜群の攻撃力で相手を圧倒し、3回戦では1点を守り抜き、どんな相手にも柔軟に対応して戦えるところをみせた尚志イレブン。ユース年代最高峰のプレミアリーグで揉まれている経験をいかんなく発揮し8強入りを果たした。

 ここから始まる後半戦でどんな戦い方を見せてくれるのかに注目だ。

 桐光学園との準々決勝は2日9時半、カムイの杜公園多目的運動広場Aでキックオフを迎える。

(文・写真=会田健司)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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