''狙い通りの試合''に持ち込んだ高知、岡山学芸館を下しベスト8進出

高知は岡山学芸館を下して8強入り(写真=森田将義)

 7月31日、北海道旭川市で令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の3回戦が行われ、岡山学芸館(岡山)と高知(高知)が対戦。両者譲らずPK戦までもつれた一戦は、0-0(PK14-13)で高知が勝利した。

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 試合のポイントとなったのは、競り合いでの攻防だ。今大会の岡山学芸館はFW9太田修次郎(2年)と、FW20香西健心(2年)の大型FWを2人並べた戦いが特徴。2回戦ではボールを奪ったら素早く前線に当てて、ポストプレーやセカンドボールの回収から仕掛けていく戦い方が機能した。連戦で相手を研究する時間が少ない中でも、高知はそうしたスタイルを把握済み。「学芸館さんのCFは物凄く強い印象があった。でも、うちのCBのキャプテンは、高知県の中でもかなり競り合いが強い選手。集中力が高くしっかり守ることができた」。大坪裕典監督の言葉通り、DF4森紺(3年)がしっかり競り合いで勝利。加えて、MF10市原礼斗(3年)とMF市原大羅(2年)が確実にセカンドボールを拾って、自らのペースに持ち込んだ。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)