矢板中央 vs 国見(写真=会田健司)

 そのまま試合はゴールが生まれることなく前後半を終えPK戦へ。そのPK戦を国見が3-2で制し準決勝進出を決めた。

 試合後、矢板中央の髙橋健二監督は「得点できなかった事が本当に悔しかったですね。ゲームの中で勝負を決めたかった。ほとんどもうシャットアウトできたかなと思ってたんだけど、でもやっぱり点を取れないところが。。。後半勝負だと言っていて、あれだけセットプレーがあって取り切れなかったのが大きかった。(CBの2人が)良かっただけにね。勝たせてあげたかった」と試合を振り返り、ゴールをこじ開けられなかった事を悔やんだ。

 一方、勝利した国見の木藤健太監督は「本当は70分で勝ちたいという思いでやっていたんですけど、やっぱり(矢板中央の)守備が堅くてなかなか入っていけなかった。先に失点しないというところでは、みんなで考えながら守ってくれた」とコメント。

 勝ち上がるごとに選手たちの守備への意識が高まっていく国見が4試合連続無失点をやってのけた。これで優勝を果たした2004年大会以来の4強入りとなった国見は、3日に桐光学園と決勝進出をかけて戦うこととなった。

(文・写真=会田健司)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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