慶應義塾 vs 相洋

 ピンチを凌いだ相洋は、風上で伸びるボールを巧みに使いながら押し込んでいく。後半6分、同8分、同12分とセットプレーのチャンスを作り、FW立山やMF椎葉のプレースキックからゴールを狙うものの、フィニッシュの精度を欠き、得点位は至らない。

 結局両チームとも80分でスコアを動かすことはできず、試合は延長戦へと突入する。

 延長前半も無得点で終え、迎えた延長後半5分、慶應義塾はゴール左でボールを持ったFW三浦がシュート。これがネットを揺らし待望のゴールを挙げる。

 粘りを見せる相洋は終了間際にセットプレーのチャンスを作るも、慶應義塾は全員がハードワーク。相洋の攻撃を凌ぎ1-0で勝利し、準々決勝へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和5年関東高校サッカー大会神奈川予選
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