橘 vs 東海大相模(写真=佐藤亮太)

 ゲームは6:4で東海大相模が支配していた。

 ただ両者の相性の良さなのか、それとも勝手知ったる相手なのか、お互い、やりづらさを抱えていたようにも見えた。中盤ではボールの奪い合いが繰り広げられた。互いに球際に強く、また的確にポジショニングを取るため、どちらもなかなか前に進めなかった。

 そうなると、監督の采配がモノをいう。

 「疲れる試合でした」と話す東海大相模・有馬信二監督。

 4-3-3の橘に対し、序盤は3バックで対抗。守備は安定したものの、攻撃がスムーズにいかないと見るや前半20分過ぎから4-4-2に変更。橘の攻撃を受けながら、しっかり仕掛けられる体勢を作り、徐々に押し返した。

 それでも有馬監督は「本当はワンタッチでつなぎながら、サイドから仕掛けたかった。サイドアタッカーが相手をはがしてクロスをあげられるのが狙っている形。その形を出すことができなかったというか、出してもらえなかった」とゲームの難しさを語った。

 采配といえばベンチワークもそのひとつ。

 後半26分から出場した1年生FW22戸川昌也(あきなり)は得点こそなかったが、延長前半7分、延長後半6分に力強いミドルシュートを放つなど、ゴールのニオイを醸し出した。

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