浜名のFW加藤千寛は一矢報いた(写真=多田哲平)
リベンジを狙う静岡学園は、立ち上がりからのテンポの速いパスワークで浜名を押し込んでいく。
先制点は7分。左サイドでFKを獲得すると、MF11志賀小政(3年)のキックにMF20大村海心(3年)がヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。
幸先よくリードを得た静岡学園だが、緩むことはない。川口修監督からは「プレースピード(を上げろ)!」とゲキが飛ぶ。
そして18分に追加点。MF10高田優(3年)のパスに合わせて相手ディフェンスラインの裏を突いたFW9神田奏真(3年)が冷静なフィニッシュワークで仕留めてみせた。
その後も素早い囲い込みで相手に自由を与えない。MF5福地瑠伊(3年)とMF14森﨑澄晴(3年)のダブルボランチは運動量豊富にスペースを埋めた。
後半に入っても攻撃の手を緩めない。48分、敵陣右サイドでFKを得ると、志賀のキックに神田がヘディングで合わせて3点目をゲット。リードを広げた。
しかし、3点差としてもなお静岡学園は主導権を譲らなかった。GK1中村圭佑(3年)は最後尾から「まだまだいくぞ」と焚きつける。
51分には福地のシュートが相手のハンドを誘い、PKを獲得。これを神田が冷静にゴール右に決めて4点差に。神田はハットトリックを達成した。
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選