滝川第二がスタイル貫き逆転勝利!神戸科学技術を振り切りセミファイナル進出
滝川第二イレブン(写真=会田健司)
6月3日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選の準々決勝が開催。神戸科学技術vs滝川第二は、滝川第二が2-1で勝利し準決勝に進出した。
細かいパスワークで中央突破を狙う滝川第二に対し、神戸科技は素早い攻守の切り替えで対抗。神戸科技が試合を優勢に運ぶと、先にスコアを動かす。
21分、左サイドの相手陣内に入ったところでFKを獲得すると、DF20久保田嘉人(3年)がゴール前に送ったボールに両チームが競り合う。すると跳ね返ったボールの落下地点にいたDF5河辺天真(3年)が「"どんな形でもいいから絶対にシュートを決めてやろう"と思っていたら体が勝手に反応して」とゴールに背を向けたまま右足でボールを捉える。
「僕はCBなので点を取れるポジションではないですが、この一週間、家族や友達に『オレが点を取って絶対勝たせる!』と言って来て。そういう強い気持ちを持ってプレーしようと思っていたので、自然と僕の前にボールがこぼれてきて、技術というより気持ちで押し込みました」とキャプテン河辺の気持ちがこもったオーバーヘッドシュートがゴール左に吸い込まれた。
河辺のゴラッソで先制に成功した神戸科技はその後もペースを緩めず、FW7桑原輝(3年)が中盤に下りてきては局面をひっくり返し持ち運んで自軍を前進させる。ピッチ脇の応援団もそんなイレブンの背中を後押し。神戸科技が1-0でリードを保ったまま前半を終えた。
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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選