MF古川大地が3得点に絡むなど、大量5得点でルーテル学院を下した大津が5連覇で全国高校総体出場を決める

ルーテル学院vs大津(写真=井芹貴志)

 6月7日、令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選は、熊本市東区のえがお健康スタジアムで決勝戦を行い、5得点を挙げた大津がルーテル学院を下して5連覇を飾り、全国大会出場を決めた。

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 開始早々の45秒、ルーテル学院は右の米村聖七がゴール前にボールを送り、石原煌誠がボレーで合わせるチャンス。7分にも白濱拓空が左サイドを突破し、再び石原が合わせる。いずれも枠を捉えきれなかったが、3バックをベースに早い切り替えで「真っ向勝負」(小野秀二郎監督)に挑んだルーテル学院が攻勢をかける立ち上がり。

 これに対して大津は、前日の準決勝で「体が重かった」(山城朋大監督)ことなども受け、昨年の選手権熊本大会決勝でのルーテル戦の映像でイメージを作り、前日までの3バックからややアレンジした4バックを採用。「古川を右に張らせることで、左の稲田(翼)が自由に動くこと」(同監督)を狙ったもので、徐々にその古川が右で起点となりペースをつかみ、深い位置まで侵入。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)熊本予選