開志学園JSCのMF内田皓太郎は鋭い突破を披露した(写真=多田哲平)

 後半はペースを完全に掌握する。サイドも強烈ながらそこまでのビルドアップも秀逸。ボランチのDF6大鈴将吾(3年)、DF4小林和歩(3年)とDF22福田夏宏(2年)の両CBが機転を利かせてビルドアップをスムーズに運んだ。

 そこから何度も長岡工高専のゴールを脅かす。開志学園JSCの小林和昭監督も「繰り返せ。悪くないぞ」とさらなる攻撃を促した。

 すると57分、またもペナルティエリアを突破した菊池がGKとの1対1を制してゴールネットを揺らす。これで菊池はハットトリックを達成。

 そのまま長岡工高専には決定機を与えることなく3-0で勝利。4回戦へと駒を進めた。

 小林監督は「勝ったことがなにより。緊張感があるなかでもいつも通りやってくれた」と振り返った。

 一方の長岡工高専ではGK1濱松匠(2年)が奮闘。またMF16蒲原葵(3年)は中盤の底で献身的に働いた。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
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