リャンヒョンジュが魅せたゴールへの気持ち!東京朝鮮中高級学校、トリプレッタユースを下す
先制点を奪った東京朝鮮中高級学校

先制点を奪った東京朝鮮中高級学校

 2月18日、東京T2リーグ第1節、東京朝鮮中高級学校vsFCトリプレッタユースの一戦が大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森 第二球技場で行われた。

 10番のリャンヒョンジュがボールを持つと、ギアを変えたようにぐっとスピードが上がる東京朝鮮中高級学校。左サイドを中心に自分で突破、あるいは味方を使いゴールに執拗に迫り、11番・リ トンソンとのコンビでトリプレッタ陣内をかき乱す。
一方のFCトリプレッタユースは、相手陣内に攻め込みCKを獲得する場面が多いものの点は奪えず、流れの中でもチャンスを作り出したいところ。7番・高野路万のスピードを活かし、右サイドを駆けあがりクロスを入れるという形を増やしたいところだ。
前半は互いに攻撃の形を見せつつも、無得点で折り返す。

 後半に入り52分、遂に試合が動く。ゴール正面からやや左、リ トンソンからのパスを受けたリャンヒョンジュが先制のゴールを奪う。
GKが交代した直後の63分。まだ落ち着ききらないFCトリプレッタユース陣営の隙を見逃さないとばかりにリャンヒョンジュからのパスを受けた9番・ピョン ヨンジュがフリーでシュート、ゴールに追加点となるシュートを突き刺す。

東京朝鮮中高級学校GK

 リャンヒョンジュはその後も右サイド、あるいは中央へとフィールドを駆け回りピョンヨンジュも鋭いインターセプトを見せるなど、3点目を奪おうと虎視眈々と狙う。
FCトリプレッタユースも得点をもぎ取り、あるいは同点に持ち込もうと攻め込むが、肝心のクロスの精度が足りず、また、東京朝鮮中高級学校GK・チョン ヨンジの強さもあり最後のゴールラインを超えられない。

 そして試合はそのまま終了。2対0で東京朝鮮中高級学校が2月14日の試合に引き続き勝ち点3を獲得した。

(文・編集部)