東工大附も健闘を見せた(写真=多田哲平)

 まずは43分、CKの流れからMF14小森櫂生(3年)がミドルシュートをゴール右に突き刺す。この同点ゴールで東京実業は息を吹き返した。

 続いて51分には、ロングスローの流れからMF10国本将樹(3年)がゴール右を撃ち抜き、ついに東京実業は逆転に成功。

 さらに64分、敵陣に進入した国本のシュートのこぼれ球を押し込んだ小森のゴールでリードを広げた。

 苦しみながらも3-1の逆転勝利で地区予選を突破。セットプレーではDF4田中玲音(2年)の高さが際立ち、中盤ではボランチDF6石見陸(3年)の冷静なゲームメイクが光った。

 一方で敗れた東工大附も、この日の登録メンバーは14人と戦力に差がありながら、難敵を相手に健闘を見せた。鮮やかなボレー弾を決めた川﨑以外にも、FW11小池睦生(3年)は前線で献身的にプレッシングをこなし、DF3松本一芯(1年)とDF4豊田悠馬(3年)は相手のクロスを身体を張ってはね返していた。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選