國學院のMF中田大雅は先制点を決めた(写真=多田哲平)

 50分、MF3大澤奏太(2年)が蹴った左CKから重光がヘディングで叩きつけて同点とすると、その直後の51分には左サイドを打開した重光からのクロスを稲津が押し込んで加点。暁星は重松の活躍で見事に逆転してみせた。

 さらに終了間際の80分には、敵陣を突破した稲津がそのままペナルティエリアに進入してゴール右を撃ち抜く。そして暁星は3-1で勝利。支部予選突破を決めた。

 今年1月から指揮を執る吉田潤平監督は試合後に安堵。「厳しい試合になるのは予想していたので、想定内と言えば想定内でしたけど……。先に点を取られてスイッチが入ったかなと。失点した後すぐに畳み掛けられたのは良かった。選手たちがよくやってくれました」と振り返った。

 また逆転の立役者となった重光については「突破のところは良いものを持っている。ゲームプラン的に一番の勝負どころで出して変化を加えたいなと思っていました。チームとしても彼が出ると『いけるぞ』とスイッチが入るんです」と称えた。

 一方で國學院も素早い寄せとテンポの良いパスワークを披露。FW11松田一弥(3年)のスピードやMF9原駿輔(3年)の抜け出しを活かしたカウンターは相手の脅威となった。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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