都立日野台のMF木野本は果敢に仕掛けた

　後半に入ると都立日野台が畳みかける。49分には左サイドからのFW近藤のクロスにMF4前田翔吾(2年)が合わせてネットを揺らし、51分にはCKからDF3佐々木陸人(3年)が高打点のヘッドを叩き込む。さらにDF佐々木は54分にPKも決め、一気呵成に3ゴールを重ねた。

　リードを広げてからの都立日野台は堂々たるパフォーマンスを披露。MF6中條郁哉(3年)を中心に攻撃を組み立て、FW近藤やMF9関山侑人(3年)がドリブルで自慢のアタックに変化を加えた。守備に転じてからのプレスもスピーディで、カウンターを食らってもDF12高塚仁吾(3年)がピンチの芽を摘んだ。

　都立日野台が盤石の試合運びで終盤までゲームを優勢に進めてタイムアップ。5-1で都立三鷹中等教育学校を下した。

　一方の都立三鷹中等教育学校は、個々のクオリティでは差を見せつけられたかもしれないが、組織力では引けを取らなかった。特に攻撃時のコンビネーションは悪くなく、今後の伸びしろを感じさせるプレーは多かった。