都立小平のGK田中悠葵はビッグセーブを連発(写真=多田哲平)
その後も明星学園は攻め手を緩めない。ハーフタイムが迫ってきた37分、右サイドを打開した金沢のクロスから、加藤が鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らした。
後半もボランチのMF14小山拓己(2年)のパスを起点に攻撃を組み立てていく。
そして終了間際の40分にダメ押し弾で勝負あり。途中出場の小柄なドリブラーMF23後藤善(1年)が敵陣深くに攻め入って出したパスに、ゴール前に上がっていた森が合わせて決めた。
3-0で勝利した明星学園は支部予選突破を決めた。
一方で都立小平も敗れたとはいえ、コンパクトな陣形でのプレッシングでボールを奪い、ゴールに迫った。DF9福士大雅(3年)は緻密なコーチングでチームを支え、GK1田中悠葵(3年)は度々のビッグセーブで決定機を阻止した。
(文・写真=多田哲平)
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選