東農大一のFW中谷太智は2ゴールを決めた(写真=志水麗鑑)

 後半に入ると1点ビハインドの専修大附が攻勢を強める。スピーディな攻撃で相手のプレスをいなし、50分には中央でセカンドボールを拾ったMF10大久保史温(3年)が右に展開。パスを受けたMF鋤柄が強烈なシュートを打った。

 守勢に回った東農大一はカウンターで押し返し、58分には最終ラインの裏に抜け出したFW中谷が相手DFに倒されてPKを獲得。これを自ら決めてリードを2点に広げた。

 東農大一は終盤に相手の反撃を食らったものの、GK21米川和輝(3年)の好守もあって粘り勝ち。2-0で専修大附を下し、都大会進出を決めた。

 一方の専修大附は、後半25分に途中出場のFW20福井晃紀(3年)が決定機を掴むなど、決して防戦一方にならずチャンスを作り出していた。敗れはしたものの、要所で好プレーはあった。

(文・写真=志水麗鑑)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選