駒澤大高、菊地と由川のゴールで実践学園を撃破!
試合風景

試合風景

 関東大会の準決勝か駒沢第2競技場で行われた。昨年、準決勝で涙をのんだ実践学園、対するは駒澤大学高等学校。両チーム大きな声援が鳴り響く中、定刻12時にキックオフ。

 実践学園は中央から攻撃を展開し前線のFW荒川耀士とMF川村彰良の動き出しからスペースを作りゴール前でチャンスを伺う。

 開始5分で中盤でボールを奪ったFW荒川がシュート。GK正面でゴールは奪えないものの、右サイドと中央から攻め、攻撃の手を緩めない。

 ボールをなかなか収められない駒澤大学高等学校だが、ボールを奪うと全員が動き出し、左サイドのMF菊地雄介中心にと攻撃を進める。21分にはその左サイドからMF菊地とFW由川航也のワンツーでゴール前へ、MF菊地が一人交わし左足でシュートを放つとGK届かずネットを揺らし、駒澤大学高等学校が先制。

 追う形になった実践学園は自陣からパスを回して流れを作るが、駒澤大学高等学校の守備を崩せず、前半は終了。

 後半に入り交代のカードを先に切った実践学園は慎重にパスを回し、交代で入ったFW窪園流星が裏を狙った動きに合わせ人数をかけ、果敢に一対一を仕掛け攻め込む。

 しかし、攻め急ぐ実践の隙をついた駒澤大学高等学校は13分、DF佐藤が左サイドへパス、ボールを受けたMF菊地がクロスを上げ、ゴール前の由川が合わせシュート、リードを広げる。

 一方、実践学園は交代カードで前線へ人数を掛け、交代で入ったMF坂井啓希が個人技でDFを翻弄するが、ゴールまで攻めきれず。駒澤大学高等学校は集中力を切らさない。

 実践学園はボールを奪うとDFラインから前線へロングボールを放り込むが駒澤大学高等学校のDFに跳ね返されてしまう。パワープレイで最後まで走った実践学園だが、ここで試合終了。

 実践学園の怒涛の攻撃を耐え切った駒澤大学高等学校が関東大会本大会への出場権を獲得した。

(文・写真 新井恵)